|
現在、日本には残念ながら犬猫の血液バンクはありません。
犬猫も様々な病気により貧血となり、輸血が必要になることがあります。
たとえば、猫では白血病ウイルスやエイズウイルス感染で貧血になってきますし、また犬猫問わず最近特に多いのは癌に関連した貧血でしょう。脾臓や肝臓などの大きな癌の手術をしたときには出血量が多く、輸血が必要になりますし、抗癌剤治療をおこなえば、骨髄抑制という状態になり貧血になってきますので、やはり輸血が必要になる場合が多くあります。
そんなときどうしているかといえば、各々の動物病院で飼っている犬猫の血液を採取して何とか賄ってきました。しかし必要とされる量は多く、とても賄いきれていないのが現状なのです。
そんな中、杉並区内の動物病院の有志によりこの制度を設立することといたしました。
この制度は、人間の血液バンクのように保存された血液を輸血するのではなく、あらかじめ、犬や猫の血液型判定検査と血液バンクへの登録をしていただき、必要なときに、その中から献血可能な犬または猫にドナーになっていただき、新鮮血で輸血医療を行うものです。
これはあくまで飼育者同士のボランティア精神に基づくもので、みなさんのご理解・ご協力があって初めて成り立つ制度です。また登録により100%輸血がおこなわれることを保障するものでもありません。 |